ジャンゴ 繋がれざる者
原題: Django Unchained
2012 · 2時間45分 · ハリウッド · ★ 8.2 (27,945件)
- ドラマ
- 西洋
主人のもとで人間性を奪われ、妻を奪われた奴隷のジャンゴは、賞金稼ぎのシュルツと出会い、自由を与えられ、彼と共に銃の腕を磨き稼いだ金で妻を買い戻そうと決意。お尋ね者を追うアメリカ横断の旅の最終目的地は、妻が捕らわれているキャンディ・ランド。そこは残忍な若き暴君カルビン・キャンディが君臨する農園だ。ジャンゴとシュルツは奴隷商人を装いキャンディ・ランドに乗り込むが、見かけは黒人、心は白人の老獪な奴隷頭スティーブンが二人の正体を見破り!思いも寄らない一大死闘が展開する!!最後に生き残るのは果たして―――?
3 行で分かる
スポイラーなし。物語の入口、観賞体験、観終わったあと。
- 1 賞金稼ぎとなった黒人奴隷ジャンゴが、白人賞金稼ぎと組んで、奪われた妻を救う旅に出る。
- 2 タランティーノ節の長い会話とジャズ的な暴力描写が、奴隷制度への痛快な復讐譚を仕立て上げる。
- 3 観終わったあと、復讐の痛快さと残酷さが口に残り、サウンドトラックを聴き直したくなる。
6軸スコア
この映画を観た観客の感情体験を6方向で分解。
なぜこのスコアか 余韻:シュルツとキング、KKK 道化、爆破される屋敷。タランティーノ流復讐西部劇、暴力はカタルシスとして消費される。
- レーダー凡例:
- 泣ける
- 怖い
- 笑える
- 頭を使う
- 没入度
- 余韻
※ prismflick 独自の 6 軸基準による評価です。観方や受け取り方は人によって異なります。 仕組みを見る →
観終わった感情
この映画を観た後に残る感情の手触り。
観終わったあと、復讐の痛快さと残酷さの両方が口に残る。タランティーノ節の会話劇とカタルシスが頭に焼き付く一本。
深掘りレビュー
6軸スコアの根拠を、シーンの記憶ベースでもう一段深く。
どんな一本か
南北戦争前夜のアメリカ南部。奴隷だったジャンゴが、ドイツ人賞金稼ぎシュルツに見出され、引き離された妻を取り戻すために銃を取る。タランティーノが西部劇の型を借りて奴隷制度に正面から斬り込んだ復讐譚で、重い題材と荒唐無稽な痛快さを同じ皿に盛る、危うい綱渡りを 165 分やり切っている。
怖い 2.0——暴力描写は多いのに、この数字の理由
本作の暴力はすさまじいが、当サイトの基準では「観るのに勇気がいる怖さ」と「カタルシスとして消費される暴力」を区別している。ジャンゴの銃撃は復讐の爽快さとして、血しぶきはほとんど様式美として撮られていて、観客は怖がるのではなく沸く。一方で、奴隷制度の日常描写——人間が財産として扱われる場面の数々——には別種の重さがあり、そこが 2.0 という数字の下支えになっている。
笑える 3.0 の中身
シリアスな題材なのに、声を出して笑う場面が確かにある。筆頭は、覆面の穴の位置に文句を言い続ける KKK の襲撃前会議。シュルツの慇懃無礼な交渉術や、ジャンゴが選ぶ派手な衣装のセンスも含めて、タランティーノの会話劇は緊張と笑いを行き来する。この緩急があるから、165 分の重い題材が最後まで観られる。
合う気分・合わない気分
痛快な復讐劇を浴びたい夜、会話劇をじっくり楽しみたい夜に向く。流血表現と人種差別の描写が直接的なので、体力のない時には勧めない。西部劇やマカロニウエスタンの素養があると引用の楽しみが増えるが、なくても成立する。
2〜3日後に残るもの
シュルツとジャンゴが雪原を行く画、爆破される屋敷を背にした立ち姿、そして耳に残るサウンドトラック。余韻 3.5 は、重さより「語りたくなる場面の多さ」で構成されている。
配信先
日本リージョンの配信状況(TMDB 経由・JustWatch 提供)。リンクは各サービスでの作品検索ページに遷移します。アフィリエイト広告を含みます。
- Amazon Prime Video 見放題 検索 →
- U-NEXT 見放題 検索 →
- Apple TV レンタル 検索 →
- Google Play Movies レンタル 検索 →
- FOD レンタル 検索 →
DVD・Blu-ray を探す: Amazon で検索 →
この映画と似た感情の作品
6 軸ベクトルのユークリッド距離が近い順に上位 5 件。合致度は 0〜100%。