スパイダーマン:ホームカミング
原題: Spider-Man: Homecoming
2017 · 2時間13分 · ハリウッド · ★ 7.3 (23,100件)
- アクション
- アドベンチャー
- サイエンスフィクション
15歳の高校生ピーター・パーカーは、まるで部活動のようなテンションでスパイダーマンとして活動していた。まだ若い彼の才能に気付いたアイアンマンことトニー・スタークは、ピーターを真のヒーローとして育てようとする。スタークに新しいスーツを新調してもらったピーターは、意気揚々と街へ乗り出す。
3 行で分かる
スポイラーなし。物語の入口、観賞体験、観終わったあと。
- 1 シビル・ウォーから戻ったピーターが、近所のスーパーヒーローとして地元で活動を始める。
- 2 MCU 版スパイダーマンの 1 作目、トニー・スタークが父代わりになる青春コメディ。
- 3 観終わったあと、トニーがピーターの父代わりになっていく軽快な青春のテンポが残る。
6軸スコア
この映画を観た観客の感情体験を6方向で分解。
なぜこのスコアか 余韻:玄関先でヴァルチャーがピーターの正体に気づく瞬間、ワシントンモニュメント救出、高校生らしさ。MCU Spider-Man のリブート、青春コメディ要素強め。
- レーダー凡例:
- 泣ける
- 怖い
- 笑える
- 頭を使う
- 没入度
- 余韻
※ prismflick 独自の 6 軸基準による評価です。観方や受け取り方は人によって異なります。 仕組みを見る →
深掘りレビュー
6軸スコアの根拠を、シーンの記憶ベースでもう一段深く。
どんな一本か
シビル・ウォーで鮮烈デビューした MCU 版スパイダーマンの単独 1 作目。2017 年作。過去 2 シリーズで 2 回描かれたオリジン(クモに噛まれる、ベンおじさん)を丸ごと省略し、「すでにスパイダーマンである高校生の日常」から始める割り切りが新しかった。ヒーロー映画というより、ジョン・ヒューズ系の学園コメディの文法で作られている。
笑える 2.5・余韻 2.5 の根拠
スーツの機能に振り回される試行錯誤や、親友ネッドとのやり取りなど、笑いは学園ものの軽さから来る。本作最大の見せ場はアクションではなく、ホームカミングの夜、迎えに行った彼女の家の玄関でヴァルチャーと対面する数分間だ。日常パートとヴィラン映画が一点で交差するこの場面の緊張は、シリーズ全体でも屈指である。余韻 2.5 は、楽しく観終われるが数日後に反芻するタイプではない、という正直な数字。ただしヴァルチャーを「悪人ではなく生活者」として描いた厚みは記憶に残る。
没入度 3.5 — 等身大であることの選択
ニューヨークの摩天楼ではなくクイーンズの低い街並みが主戦場で、「ビルがないと飛べない」スパイダーマンの未熟さが画になっている。世界に呑み込まれる没入ではなく、ご近所スケールの親密さで観せる設計だ。
合う気分・合わない気分
肩の力を抜いてヒーローものを楽しみたい夜に最適。重厚なドラマや泣きを求める気分には合わない(泣ける 1.5・怖い 1.0)。MCU 未履修でも、本作は単体でほぼ問題なく楽しめる。
2〜3日後に残るもの
玄関先の「お父さん」の正体が分かる瞬間の冷気と、瓦礫の下から自力で這い出す場面。トニーの庇護を失ったときに本当のヒーローになる、という主題のシンプルな気持ちよさが残る。
配信先
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