アベンジャーズ
原題: The Avengers
2012 · 2時間24分 · ハリウッド · ★ 8.0 (37,694件)
- サイエンスフィクション
- アクション
- アドベンチャー
人知を超えた悪によってひそかに進められる地球壊滅の陰謀。それを食い止めるべく、大富豪で天才発明家アイアンマン、神々の国から地球ヘと追放された雷神ソー、感情の爆発によって容姿を激変させる科学者ハルクなどを集めた部隊アベンジャーズが結成される。しかし、各々が抱えているつらい過去や苦悩が浮き上がっては衝突し合うようになり、人類史上最大の危機に立ち向かうチームとしての機能が消失しかけていた。<アイアンマン、ソー、ハルク、キャプテン・アメリカなど、世界的に有名なヒット作の主人公が一堂に顔を合わせるアクション大作。特殊な戦闘力を誇る者たちによって編成されたチーム「アベンジャーズ」が、地球滅亡の危機を回避する戦いに身を投じる。>
3 行で分かる
スポイラーなし。物語の入口、観賞体験、観終わったあと。
- 1 神、超人、天才、特殊エージェント — バラバラのヒーローたちが、地球の危機に集結する。
- 2 互いを信頼できない 6 人が、ニューヨークの空に開いた裂け目を前に、ひとつのチームになっていく。
- 3 観終わったあと、軽快なやりとりと派手な戦闘の高揚感が口角に残り、続編が観たくなる。
6軸スコア
この映画を観た観客の感情体験を6方向で分解。
なぜこのスコアか 余韻:ヒーロー集結のカメラワーク、ハルクのスマッシュ。爽快なエンタメ、深さは追わない。
- レーダー凡例:
- 泣ける
- 怖い
- 笑える
- 頭を使う
- 没入度
- 余韻
※ prismflick 独自の 6 軸基準による評価です。観方や受け取り方は人によって異なります。 仕組みを見る →
観終わった感情
この映画を観た後に残る感情の手触り。
観終わったあと、軽快なやりとりと派手な戦闘の高揚感が口角に残る。深く考えるより、純粋なお祭り感を楽しめる一本。
深掘りレビュー
6軸スコアの根拠を、シーンの記憶ベースでもう一段深く。
どんな一本か
単独作で別々に積み上げてきたヒーローたちを、1 本の映画に全員集合させる。2012 年当時、誰も成功させたことのなかった企画を「お祭り」として成立させた作品だ。物語の仕掛け自体はシンプルで、ロキが地球侵攻を企て、ヒーローたちが衝突しながらチームになっていく。それだけと言えばそれだけ。だがこの「それだけ」を、6 人分のキャラクターを誰一人埋もれさせずにやり切ったことが、本作の発明だった。
笑える 3.5・没入度 3.5 という「お祭り」の数字
本作の笑いは、性格の合わない者同士の衝突から生まれる。神様気取りのソーに向けられるスタークの軽口、威厳たっぷりに演説するロキがハルクに遮られる場面。コメディ映画ではないのに、声が出る瞬間が点在する。没入度 3.5 を牽引するのはニューヨーク決戦で、6 人を順番に渡り歩いていく長回し風のカメラは、何度観ても高揚する。一方で「頭を使う」1.5、「余韻」1.5 という低めの数字も本作の実態だ。観終わって数日後に思い出すのは、プロットの細部ではなく「楽しかった」という体温だけ。ただしそれは欠点ではなく、設計通りの娯楽性だと受け取っている。
合う気分・合わない気分
仕事で疲れた週末の夜、何も考えずに痛快なものを観たい時の最適解。逆に、心に何かを残したい夜や、ひねりのある脚本をじっくり味わいたい気分には向かない。MCU 未見でも筋は追えるが、アイアンマンやキャプテン・アメリカの単独作を 2〜3 本観ておくと、衝突の妙味が倍になる。
2〜3日後に残るもの
ハルクの豪快なスマッシュ、円陣を組む 6 人を回り込むカメラ。残るのは場面の断片と爽快感で、それ以上を求める映画ではない。「深さは追わない」と割り切った 6 軸の凹凸そのものが、この映画の正しい使い方を示している。
配信先
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