ファーゴ
原題: Fargo
1996 · 1時間38分 · ハリウッド · ★ 7.8 (9,050件)
- 犯罪
- ドラマ
- スリラー
アメリカ中北部の田舎町を舞台に、偽装誘拐が引き起こす惨劇とそれに関わる人々の奇妙な姿を描いたユニークな犯罪ドラマ。コーエン兄弟はその特異な作風で知られる、80~90年代アメリカ・インディペンデント映画界の雄だが、この作品はその真価がもっとも発揮された一編と言っていいだろう。実話を基にしているとはいえ、ほとんどは創作だというストーリー自体の面白さももちろんだが、個々のキャラクターのおかしさとさりげなくも効果的な台詞の数々は、ドラマの完成度を極限まで高めている。雪に覆われた白い町で起こる血みどろの物語。まさに“白のフィルム・ノワール”と呼んでもいい。カンヌ映画祭で監督賞に輝いただけでなく、アカデミーでは主演女優賞と脚本賞も獲得した逸品。 ミネソタ州ミネアポリスに住むカー・ディーラーのジェリー・ランディガード(W・H・メイシー)は借金返済のために自分の妻ジーンを誘拐し、会社のオーナーでもある義父から身代金をいただこうと考えた。誘拐を実行するのは、前科者の従業員から紹介された妙な二人組、カール(S・ブシェミ)とグリムスラッド(P・ストーメア)。だがジーンを自宅から誘拐した二人は、隣町ブレイナードまで逃げたところで、停車を命じた警官と目撃者を射殺してしまう。ブレイナードの女性警察署長マージ・ガンダーソン(F・マクドーマンド)は事件を追ってミネアポリスに赴くが、その間にも狂い始めた誘拐計画は次々と犠牲者を産んでいく……。
3 行で分かる
スポイラーなし。物語の入口、観賞体験、観終わったあと。
- 1 ミネソタの自動車ディーラー、ジェリーが、借金を返すために妻の狂言誘拐を計画する。
- 2 コーエン兄弟、雪原と訛りと真冬の血。ありふれた田舎の不条理と暴力が、淡々と積み重なる。
- 3 観終わったあと、ウッドチッパーの絵と、マージの「So that was Mrs. Lundegaard」の語りが、忘れがたく残る。
6軸スコア
この映画を観た観客の感情体験を6方向で分解。
なぜこのスコアか ウッドチッパーから足が見える絵、フランシス・マクドーマンドのミネソタ訛り、雪原の白い不条理感。コーエン兄弟の最高峰の一つ
- レーダー凡例:
- 泣ける
- 怖い
- 笑える
- 頭を使う
- 没入度
- 余韻
※ prismfilm 独自の 6 軸基準による評価です。観方や受け取り方は人によって異なります。 仕組みを見る →
観終わった感情
この映画を観た後に残る感情の手触り。
観終わったあと、ウッドチッパーから出る足、フランシス・マクドーマンドのミネソタ訛り、雪原の白い不条理感が、長く胸に残る。
配信先
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